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zoom RSS 許されざる者

<<   作成日時 : 2013/09/30 16:41   >>

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「許されざる者」を観て来ました
※ネタバレ注意です

1880年、北海道の寒村・鷲路
戸長(村長)兼警察署長の大石一蔵が絶対的な権力をふるうこの村で一つの事件が起きる
開拓民の兄弟が女郎屋で女郎の顔を切り裂いたのだ
女郎を預かる酒場の主・喜八と女郎のリーダー格・お梶は憤るが、一蔵は馬六頭を喜八に渡す条件で兄弟を放免とする
自分たちを牛馬同様に扱う一蔵のやり方に納得がいかず、お梶たち女郎はある行動に出る

海辺の貧しい小屋で子供二人とともに暮らす百姓・釜田十兵衛
作物も育たず食事もままならない暮らしの十兵衛を一人の男が訪ねてくる
その男は幕府軍時代の仲間・馬場金吾
金吾は鷲路という村で開拓民二人の首に懸けられた賞金目当てに仲間を求めていたのだった
実は十兵衛は幕府軍時代に“人斬り十兵衛”と恐れられた男だった
官軍との戦いの末北海道へ落ち延びた十兵衛はアイヌ人の妻をとり、今は亡き妻に二度と人斬りはしないと誓いを立てていた
しかし今の暮らしと子供の事を考えた十兵衛は先に出発した金吾のあとを追う
途中ピストルの腕を売り込む沢田五郎という若者を加え鷲路を目指す十兵衛たち

その頃鷲路に北大路正春なる凄腕の剣客が訪れていた・・・



1992年のアカデミー作品賞受賞作、クリント・イーストウッドの「許されざる者」
まさか日本でリメイクするとは思いもしませんでした

基本的な骨格はオリジナルと一緒ながら、そのキャラクターの立ち位置に違いがあります
オリジナルでは自身の欲望のために人を殺していた主人公マニー
こちらは動乱期に幕府軍に所属し本人の意思とは関係なしに人斬りに祭り上げられた男
その罪の重さをオリジナルのマニー以上に滲ませています
さらに悪人と言われる二人ですが、十兵衛は官軍から見た場合の悪人
一蔵が嘯くように「勝って生き残った者が正義で負けた者が悪になる」という当時の時代背景を表しています
賞金稼ぎに加わる若者をアイヌに設定したのも当時のアイヌ同化策を背景とした民族弾圧を描く上で効果的になってますね
オリジナルと同時期の時代を描きながら単なる模倣ではなく、その時期の日本の状況を巧みに生かした展開はよかったです
時代劇になったことで感じたのは人の命を奪う事の重さ
銃ではなく刀で自らの手で人の命を奪うことで、よりその重さがのしかかってきます

アイヌの若者と顔を切られた女郎に希望を託し、自らは業を背負ったまま姿を消してしまう十兵衛
西海岸で商売に成功したと噂されるマニーとのこの違いもやはり日本的なのかな?
どうしてもオリジナルとの比較になってしまいますが、その事を抜きにしても見応えのある一本になってます

そうそう、北海道で撮影された壮大な風景にも目を奪われます
今の時代北海道と言えどあんな風景が撮影できるところはそうないでしょうね

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